今回のトピックは、今どきらしく「デジタル終活」。
終活はやることや考えることが多いですが、生前になんとなく使っているSNSやLINEなどのデジタルツール、SNSの終活も考慮しておくと良いですよ。
本記事では、デジタル終活の要旨やSNSやアカウントの終活方法について触れていきます。
デジタル終活とは
デジタル終活(デジタルしゅうかつ)は、個人が亡くなった後にデジタルな資産に関する処分、事務手続きや情報管理を行うことです。
一般的な終活(遺言の作成、財産の整理、葬儀の計画など)に加えて、現代のデジタル社会においては、SNSなどのオンラインアカウントについてもどう処理するかが問題となりつつあります。
デジタル終活の主な要点
- デジタル遺品の整理: 亡くなった後、オンラインでのアクセスが必要となるデジタル遺品(電子メールアカウント、ウェブサイト、ネット銀行のアカウントなど)の情報を整理し、安全に保管する。
- パスワード管理: パスワードやアカウント情報を遺族と共有する方法を検討し、アカウントへのアクセスを確保します。
- オンライン上でのアカウントの管理: SNSアカウントでのプロフィールやウェブサイトの更新、削除、保存方法を考えます。
このように、デジタル終活は、個人のプライバシーやセキュリティに配慮しながらデジタルな遺品やアカウントを整理し、自ら、または遺族がスムーズに処理できるようにする重要なプロセスになるでしょう。
亡くなった後のSNSアカウントはどうするか
それでは、我々が亡くなった後にはそれまで利用していたSNSアカウントはどうするべきでしょうか?
考えられる選択肢を以下にまとめてみます。
①アカウントをそのままにしておく
これは選択肢というか、特になにも終活の一貫でSNSアカウントの取り扱いを決めなかった場合に多いと思いますが、結論から言うと「アカウントの放置」はおすすめしません。
放置しておくと第三者に乗っ取られ、悪用される危険性があり、
- 詐欺
- 誤った情報の発信
などの温床になってしまいます。
そのため、できるだけ以下の中から安全な方法でSNSアカウントを取り扱うようにしましょう。
②アカウントを削除する
特にSNSでこれ以上発信したいことがない方にとっては、アカウントを削除しておくのが最もスムーズです。
また、亡くなるまでSNSアカウントが存在していた場合でも、近親者がSNS側に申請することによってSNSアカウントを削除することができます。
多くの人にとって、アカウントの削除が最も無難な選択肢といえるでしょう。
③アカウントを売却する
なお、あまり知られていない選択肢もあるので最後に紹介しておきます。
それは、「アカウントを売却する」という手段です。
ゲームクラブというサイトでは、メルカリのような感覚でSNSアカウントやゲームのアカウントを出品することができるため、ある程度フォロワーがいたり収入があるSNSアカウントにおいては売却するという選択肢も良い方法かもしれません。
ゲームクラブの詳細については以下の記事も参考にしてみてください
SNSを始めとしたオンラインツールも「終わり」を意識した使い方を
いかがでしたでしょうか?
現代ではSNSを始めとしたオンラインアカウントも一つの資産や遺品になりえる時代です。
デジタルツールも、どのような終わり方をするのかを見据えて利用するのが今後ますます大事になってきそうです。
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